30代イクメンが見たレイトショーのブログ

30代イクメンが深夜残業と赤ちゃんの夜泣きと鬼嫁に耐えながら鑑賞することができたレイトショーを紹介していきます。

イクメンが深夜に泣いた映画②「世界から猫が消えたなら」

金曜日の仕事がひと段落して「世界から猫が消えたなら」を鑑賞に行った。

朝の通勤ラッシュに耐えながらこつこつと読み進めた小説で著者の川村元気のファンとなった私は、映画化をずっと待ちわびていた。映画化の話を聞いたのは昨年だったと思う。小説から映画化して成功した邦画は数多く存在するが、数年前の「陽だまりの彼女」も私の中で何度もレイトショーに通ってしまうほどヒットした映画だ。その映画も猫がテーマとなっている。今回も猫が要所要所で絡んでくる所でにやけてしまう私は動物アレルギー持ちながらも猫好きであることは否定できない。ちなみに妻もこの映画が見たいと言っていたが、目当てが佐藤健であり、映画鑑賞後の話題は猫ではないであろうと判断できた為、私はあえて一人鑑賞を選んだ。

原作と結末が違うところに色々な意見があるみたいだが私は肯定派である。これは「陽だまりの彼女」でも同じだった。陽だまりの彼女の結末は原作の方が好みだが、女優の上野樹里がとても可愛らしくて私が松本純であるなら、映画の結末を望むだろう。「せか猫」は主題歌も素晴らしかった。HARUHIの歌う主題歌の「ひずみ」はとても感動的で映画とマッチしていた。調べれば音楽プロデューサーの小林武史My Little LoverのボーカルAKKOさんの娘さんらしい。そういえばHARUHIは明光義塾のCMにも楽曲を提供している。あの時の素人ぽさを残した歌い方から驚くほど上手くなっていて、この映画を感動させるスパイスとなっていた。

映画を家族に邪魔されることなく鑑賞できた私は始発が始まる前の真夜中のTUTAYAでもう一度小説を読みたいと思っていた。